日本のお笑いがオワコンな理由 2
芸人の知性・品性の低さ
日本のお笑いがオワコンな批判だが、お笑い芸人からの反発の声があったようだ。
でも、これがまた可笑しいのだ。
芸人は「茂木さんには笑いのセンスがないから、俺には刺さらない」だとか、
「2chの書き込みと同レベル」などと猛反発している。
反論するのも馬鹿らしいほど、低レベルな返しの数々だと思う。
このレベルの議論かよとガッカリするしレベルの低さを自ら証明しているような感じだ。
松本人志に至っては反論にすらなってはない(笑)
しくじり先生の気持ち悪さ
問題提起から数か月後、しくじり先生は茂木さんを公開いじめするような番組を放送した。
先生役のゲスト出演者を芸人と対面に立たせ、”先生”は取り囲んだ生徒役の芸人たちからの厳しい指摘にひたすら釈明と謝罪して視聴率を稼ぐという番組だ。
安全圏から失敗した人を断罪する芸人こそ”しくじってる”と言いたくなった。
まるでSNSの誹謗中傷ではないか。
まるで匿名アカウントから誹謗中傷するような、絶対的な安全圏から批判する胸糞の悪さ。
むしろ、針の筵にされると分かっていながらも、引き受ける茂木先生のほうがよほど立派ではないか。
安全な場所から批判するだけの芸人やコメンテーターという図式こそ、まさに日本のテレビ的であり、現代日本の縮図のように見えてしまう。
粗を晒してしまった人は嵐が過ぎ去るまで謝り続ける他、生き残るすべはない。
これがレベルの高いコメディーなら日本のお笑いは死んでいる。
問題点
茂木さんが指摘する問題点は政治に対する姿勢である。
これはお笑いのプラットフォームの問題であって、個々のコンテンツの良し悪しをあげつらっているのでは無い。
プラットフォームの構造上の問題点から発生している批判精神の乏しさを嘆いている。
しかし、プラットフォームの中で自身の既得権益を最大化させることしか考えてない芸人は、「そのプラットフォームおかしいんじゃない」と指摘をされるとたちまちキレてしまう、たとえその指摘が的を得ていてもだ。
なぜなら、彼らはそのプラットフォームの中で勝ち抜いた人間だから、プラットフォーム自体の否定は自身の積み上げてきた地位の否定と同義にすらなりえるから。
そして、これだけキレるのは、日本の芸人も図星なのだ。
日本のテレビはつまらないし批評性が皆無という点で。
テレビ芸人がYoutuberやネットフリックスに乗っ取られるのも時間との相談だなぁと思うわけだ。