不倫騒動に思う
渡部さんの不倫騒動で浮き彫りになったのが、日本人の感情の劣悪さだ。
渡部さんは自身のスキャンダルが公になる前に、自ら自粛することを発表したようだが、その反応は赤く燃え上がっているように見えた。
私がひどいなぁと感じるのはそこです。
その時点で、もう批判合戦がスタートしていたことです。
発表前の時点では、まだ何も分かってなかったわけで、発表すらしてないのに、渡部さんへの個人攻撃と誹謗中傷の嵐は始まっていた。
所謂、”祭り”が始まること予感して、下世話な前夜祭は始まっていたのだ。
なんと醜悪で見るに堪えない行為だろう。人の嫉妬は醜いものだ。
別に我々一般市民は、誰一人として被害を被っているわけではない。
事件には全く関係ないのに、まるで当事者のように振舞い、烈火の如く批判のコメントを連投する自動機械のような批判マシーンに化したモノたちには閉口する。
日本人の多くは「人に迷惑をかけていなければ、何をしてもいいか?」
という質問にNOと言う調査がある。
この質問の本当の意味は、「自由を謳歌する人間への嫉妬心はありますか?」
日本人は空気だとか、慣例や慣習を重んじる。
いい意味でも悪い意味でもだ。
でも、そんな堅苦しい空気の中で、息を詰まらせながら生きている人からすれば、
渡部さんを許せない。
社会とは辛く苦しいものであり、自身はその檻の中で喘いでいるのに、
まるで檻など存在しないかのように、軽々と自由自在に塀を乗り越えてしまう彼らが許せない。
そして、嫉妬の炎はネットで炎上するわけだ。
だいたい、個々人の関係に要らぬ詮索をするなど無粋ではないか。